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2016年4月28日 (木)

原点

先日のこと。


長年お世話になっている歌の先生の
童謡と唱歌のコンサートへ行きました。

優しいピアノの音色と
美しい日本語と美しいメロディーの
数々の耳慣れた楽曲
あたたかな歌声。


偶然にも
スペシャルゲストには、その昔、とあるミュージカルでご一緒させていただいた大先輩。
ピアノのスペシャルゲストには、やはりそのミュージカルの作曲をされていた先生が。


さらに偶然なことに
全員に共通するのは
(おそれながら私も含めて...)
「NHKの子ども番組」
なのですが
私がそのミュージカルに出演したのは
まだ、番組に出演する前の前。
こんな未来が待っているなんて思いもしなかった頃でした。

大先輩方に囲まれて
緊張が空回りしたり
大事なところが抜けて生意気だったり
そんな
思い出すのも赤面な日々を
あたたかく厳しく見守ってくださった方々。


色々なご縁がつながったような
とても不思議な時間で
懐かしさと、流れた時間の長さ短さと
今またこうして出会い
笑顔でお話しが出来た幸せを
じーーーーん!!
と感じた1日でした。





そして。


童謡と、唱歌。


やっぱり、いいなぁ、としみじみ。


家族の数だけ
色とりどりの思い出の色がある


そういうものだと思うし
これからもずっとそうであって欲しい


たくさんの素敵な歌が生まれ続けているけれど
同時に、懐かしい童謡、唱歌も
ずっとずっと、歌い継がれて欲しいなぁと
強く思いました。



実は、童謡と唱歌は
私のステージの原点のひとつなのです。


私が子どもと呼べるような年齢だった頃
何度も立った舞台の作品に
たくさんたくさん使われていて
技術も情感も何も持たない若かった私は
元気だけを取り柄に、何曲も歌っていました。


これも
作品を卒業して何年も経った後に
今度は子ども番組という素晴らしい場所で
さらに深く関わることになる
なんて思いもしなかった。


あの頃、歌いながら
心に描いて、全身で感じていた風景は
今では描けない、あの時ならではの風景です。



きっと、誰にも
子どもの頃の家族の中だったり
学生時代の校舎の中だったり
それぞれの人生に
それぞれの場所で
何かの風景を持っているんだと思うけど


色んなことが軸の一つであり
ずーっとつながっている
自分の一部であるっていうことを思うと
なんだか涙が出そうな
心の奥が、ぎゅっとするような
そんな気持ちを感じます。



今後、私がどんな活動をしていくのか
どんな広がりが待っているのか

これは今までの人生と同じように
進んでみないとわからなくて
それが楽しみだけど

やはり今までのように
自分が意図しなくても
私にとって縁ある世界が
存在している
存在していくのだろうと

思います。




原点


って、きっと
いくつもあるものだと思うけど


もしも

なにか
立ち止まりそうになったり
道に迷いそうになったり
気持ちが動かなくて辛くなるような
そんな時があったら

原点を思い出してみるって
いいかもしれません。


小さな原点でいいから。


誰がみて、どうだ
なんて気にしないで

自分が、どう感じているか
を大切に。



意外に
意識してなかったのに
つながってたり
支えられてたり
何かを見つけ出すことが
あるかもしれません。



そして
原点のあたりに可愛がってくれた
人たちや
時間や
ものなど

そういうものに
いつか、いつの日か、再会した時に
やはり笑って会える自分でありたい

と思うから


今日を大事に見つめたいな



と考えたりしました。




そう。
この日の再会は全部
私の原点の一粒一粒でした。




春らしい苺を使ったケーキ。
山椒が隠し味でした。

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